木部用の薬剤を作ります。調査時に測った建物の大きさに合わせて量を調整します。被害部は大めに使用するためその分プラスして。水に希釈すると白濁する特徴があり、シロアリの駆除・予防だけでなく木材を腐らせないようにする成分も含有しております。

被害部分は奥まで薬剤を届けるためドリルで穴を開けます。

穴を開けた木部に薬剤を注入していきます。
シロアリが内部を食べ進んでいるため、開けられてしまった穴から薬剤がボタボタと落ちてきます。

シロアリが開けた穴が大きい場合は直接注入することも。

木材の継ぎ目はとても重要なので漏れなくたっぷりと。

床下にある木の部分は隙間なく全体に吹き付けます。
少しもやり残しのないよう慎重に。

浴室の壁の中は重要な施工箇所ですが、床下からは施工できない為ドリルで穴をあけ、薬剤を注入します。

綺麗に開きました。お風呂全体で等間隔にいくつも開けていきます。

専用のノズルを使用し、壁の内部に薬剤を注入していきます。このノズルは先端が四方に穴が開いており、効率的に散布する事が可能です。

薬剤注入が終わったら穴を補修して完了です。

木部の処理が終わった後、土壌用の薬を作ります。
木部用と違い白濁することなく透き通った琥珀色をしたものになります。

床下土壌部分を端から端まで隙間なく薬剤を撒いていきます。そうすることにより土の中から這い上がってくるシロアリに対してバリアを張ることができます。

玄関の四隅に穴を開けます。このお家はコンクリートが厚く大変でした。

穴を開けた箇所から薬剤注入
この三和土の下の土壌部分はシロアリがよく進行してくるため薬剤をケチらずたっぷりと。

注入が終わったらセメントで穴を埋めて完了です。施工直後の為目立ちますが、乾くと馴染みます。